「座ること」への意外な落とし穴
遠隔気功施術院 惠祥(けいしょう)清原さち子です。
このホームページ、ブログは手術もできない、薬も効かず苦しんでおられる方のために開設しております。
あなたは1日にどのくらいの時間座っていますか?
日照時間が長く家で過ごしたり、オフィスワーク中心の方、意外に危ないのが「座りっぱなし」です。
シドニー大学が世界20カ国で行った2011年の調査では、1日に座っている時間は、日本人が世界で一番長いそうです。
座ることは身体を休め労わっている状態のイメージですが健康に悪いなんて!
今日は、「座りすぎ」の身体と心への健康影響と、その対策についてのお話です。
長時間座っていると、血流や筋肉の代謝が低下し、健康に害を及ぼすことがわかってきました。
長く座っている人ほど、肥満や高血圧、心筋梗塞、がん、脳血管疾患、認知症などが増加し、寿命が縮まる可能性があるそうなのです。
あのWHOも座りっぱなしのリスクを指摘し、喫煙や過度な飲酒と同様に健康を脅かし「世界で年間200万人の死因になる」と注視しています。
1日8時間以上座っている人は、3時間未満の人と比べて、死亡リスクが1.2倍になるという研究結果も。
さらには長時間座っている人はあまり座らない人に比べ、メンタルヘルスの悪い人が多いこともわかっています。
週末に運動しているから大丈夫!と、思った方も要注意。「座りっぱなし」と「運動不足」は別問題と考えたほうがよさそうです。
この悪影響は、週末に運動する程度では打ち消すことはできません。
なぜなら血流や筋肉の代謝のためには30分ごとに3分程度、少なくとも1時間に5分程度は身体をこまめに動かす必要があるのだそうです。
座り時間を減らすことが理想ですが、最近の研究では、運動を毎日1時間すれば、長時間座っている人でも健康が保てるとの事。
そういえばずっと座っているかも、と感じた方、今こそ立ち上がり身体を動かしましょう!
とはいえ毎日1時間の運動はかなりのもの。
はたまた30分~1時間に身体を動かすなんて、と難しく考えなくても大丈夫。
立って背伸びをするような簡単なことでも健康効果が得られます。
オフィスなどで頻繁に立ち上がることができない方は、かかとの上げ下ろしや、足の指でグーパーするだけでも効果的。
習慣にすれば、座りすぎの悪影響をかなり緩和できる可能性があります。
さあ運動の秋。1時間ごとに身体を少し動かす。ぜひ新しい習慣にしてはいかがでしょうか。